G式なブログ。

そういうこともある。

なぜ原稿中の落書きは捗るのか?

以前大学用のアカウントでツイートした内容について知り合いから詳細な解説を求められたので、ブログにしたためてみた。どうもG式です。

 完全に同人作家についての考察なので、そのテの興味のない方には全く読む価値のない記事だと思われます。ご注意ください。

 

「原稿中にするお絵描き楽し~」というツイートを良く見かけるように、他に描かなければならないもの以外のものを描くのは捗るものであるが、一方で大学の課題をやらずに絵を描こうとするとぜんぜん捗らないのは一体どうしてなんだ

お絵描きに限らず、原稿中にゲームやその他の趣味に走る絵師たちは多いように感じる。それらを含めて考えよう。

この問題についてベクトルを用いて考えると分かりやすいことが判明した。

 

まず基準となる2つの直交するパラメータを定義する。
1つ目は「意欲」、要はやりたいかやりたくないか(読みたい見たい…などすべてのwantを含有する)である。
ここでは分かりやすく、
2 すごくやりたい(買ったばかりのゲーム)
1 やりたい(好きなアニメの上映会)
0 どちらともいえない(積みプラモ)
-1 やりたくない(面倒くさい客への対応)
-2 すさまじくやりたくない(死体処理)
の5パターンに限定する。
ただし括弧内は完全に個人的な例である。

そして2つ目は「義務感」、特に社会的に(もしくは流れ的に)強制された義務である。決して、「〇〇の誕生日を祝うのは、〇〇推しの漏れからすれば当然の義務だお」という意味の主観的な義務ではない。
こちらも5パターンに限定する。
2 絶対やらなければならない(納税)
1 やらなければならない(トイレットペーパーの交換)
0 どちらともいえない(お題箱)
-1 やらなくてよい(クソ映画鑑賞)
-2 だれにも強制されていない(自撮り)

この2つのパラメータに従って同人誌の原稿作業(以下「原稿」)、作業中の落書き(以下「落書き」)、大学の課題(以下「課題」)のベクトルを取ると、
原稿 = [1,2](やりたい、絶対やらなければならない)
落書き = [2,-1](すごくやりたい、やらなくてよい)
課題 = [-2,2](すさまじくやりたくない、絶対やらなければならない)
となる。
よって
原稿中にするお絵描き:原稿 + 落書き = [3,1] ー①
課題を差し置いてする落書き:課題 + 落書き = [0,1] ー②
ここで進捗について考えてみる。当たり前だが、やる気があればあるほどものごとは捗るであろうし、またそれをやる義務がある場合、早くその義務から解放されようとしてか、あるいはそれを達成したあとのやりがいを求めてか、義務があまりない場合と比べて捗りやすい。つまり進捗とは上のベクトルの大きさといえる。
①②のベクトルの大きさを具体的に計算してもよいが、スケールは下図を見たほうが分かりやすい。落書きを基準にして考えると、①は通常の√2倍もの進捗があるのに対し、②は1/√5とかなり少ない進捗となる。

f:id:sconsciousn:20170622150704j:image
またこのグラフにおいて、第3象限にあるものは基本的に誰もやらないので考慮しないでよい。

以上より導き出される一般論は、

意欲があり、かつやる義務のないタスクについて、
1.やる義務があり、かつ意欲のないタスクと並行すると捗らず
2.やる義務があるが、意欲もあるタスクと並行すると捗る

 

【追記】

これを読んだ知り合いとの対話です。私の教養の無さが露呈していますが許してください。

 

知り合いK(以下K)
単純なベクトルの和は交換可能なので「お絵かき中にやる原稿」は「原稿中にやるお絵かき」と義務感意欲ともに等しいという解釈で合ってる?


G式佳城(以下G)
あってます
イメージとしては、散々満足行くまで好きなキャラクターについて落書きしたあとだと原稿は捗ります


K
「後」なの?「中(=一旦中断して)」じゃないの?
だとすると「原稿中のお絵かき」は満足行くまで原稿やったあとのお絵かきについて言及してたの?


G
落書きについては終焉がないと思うので、そういう書き方をしました
「あと」というのは言葉のあやというもので、「中断して」という解釈と同義です


K
じゃあ課題は意欲が負だけど、「お絵かきを中断してやる課題」は意欲が正というのはあってる?
「課題を中断してやるお絵かき」に義務感が伴うのは?


G
そう、そこについて一晩悩んだんですけど、和をとったあとのベクトルについては、大きさだけを考慮して、それのとるパラメータとしての解釈はあまり意味をなさないという結論に至りました。
というのも、原稿中にやる落書きが、通常時の落書きに比べて義務感があるのは不思議ですので。


K
それはもう和とは別の写像 f:V^2 → V なのでは?
あ、ノルムしか見ないなら f:V^2 → R とかか?

 

G
ですね。それに関しては私自身しっくり来ていないので認めます。
というか今回の比較対象がともに「〇〇を中断して落書きをすること」なので、
もとの「落書き」とこれらを比較する必要もないですね


K
「中断して落書き」に関する写像なら(落書きのベクトルは単なる係数だから) f:V → R でいいのか
最初の図を見た時に「なんで(何が)”和”になるのか」分からなかったから説明して欲しかった訳だけど、
”和”でない謎の写像ならまあいいや。